研究課題/領域番号 |
18K07611
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
三上 克央 東海大学, 医学部, 准教授 (90548504)
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研究分担者 |
須藤 信行 九州大学, 医学研究院, 教授 (60304812)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 精神医学 / 児童青年精神医学 / 無菌マウス / 行動解析 / 腸内細菌叢 / 腸内細菌叢ー腸管ー脳軸 / 発達早期 / 神経発達症 / 腸内細菌叢-腸管-脳軸 / 脳腸相関 / 発達障害 / 行動特性 |
研究成果の概要 |
本研究は、腸内細菌叢の精神活動への影響について、衝動的行動や攻撃的行動に焦点を当て検証した。BALB/cマウスを、GF、および無菌マウスに病原体を保有していないマウスの常在腸内細菌叢を経口投与した (EX-GF) マウス群の2群に分類した。攻撃性評価のため、8週齢の去勢マウスと非去勢マウスの間で、無菌環境下で10分間対峙させた。GFマウスは、Ex-GFマウスに比べ、より攻撃的な行動を示した。以上の結果から、腸内細菌叢が、衝動性や攻撃性に影響を及ぼしている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、腸内細菌叢による精神活動や行動への影響を、飼育や繁殖が容易ではない無菌マウスを使用して明らかにしたところに、学術的意義がある。また、本研究は、発達早期の健全な腸内細菌叢の維持は、生涯を通じて問題となる行動の緩和に寄与する可能性があることを示唆した。この点は、発達早期の腸内細菌叢の重要性を示唆し、重要な社会的意義を有する。
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