研究課題/領域番号 |
18K07633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
依田 哲彦 大阪大学, 核物理研究センター, 講師 (30372147)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | PET / RI生成 / イオン源 / PET薬剤 / RI製造 / 大強度陽子源 |
研究成果の概要 |
本研究は大型加速器を使う代わりに、小型3Heイオン源と重水素標的を使い核融合反応3He+D→p+4He(ここでD:重水素、p:陽子)を起こし、その結果生成する高エネルギーの陽子を大気中に取り出して利用することで、コンパクトな卓上型のPET薬剤生成装置を実現することを目指すものである。研究を通して、省スペースな状況で3Heの加速電圧を数十kVにあげ大電流の3Heビームを得ることが実現した。また陽子を大気に取り出す構造の設計も大いに進んだ。即ちこれらの進展により、卓上装置実現への道筋をつけることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PET診断は癌診断を中心に非侵襲的臓器診断としてその利用が広く普及している。本研究では従来のように大型加速器を使わず桁違いにコストの低い装置で小規模実験へ放射性同位体の供給の可能性を示した。この実現可能性はその学術的な意義はもとより、装置の低コスト化が実現した暁には容量は少ないながらもPET関連の基礎研究のすそ野が広く拡大していくであろうという意味での社会的意義が非常に大きい。
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