研究課題/領域番号 |
18K07641
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
山本 文彦 東北医科薬科大学, 薬学部, 教授 (40253471)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 分子イメージング / セラノスティクス / 腫瘍 / 放射性標識 / SPECT / 創薬 / ナノ粒子 / ラジオセラノスティクス / 放射標識 / マウス / 放射性標識合成 / インビトロ / インビボ / 体内動態 |
研究成果の概要 |
腫瘍画像診断の精度向上や画像診断と放射線治療を同じ基材で行うラジオセラノスティクスの創製を目指し、核医学画像診断薬としての可能性を持ち、腫瘍認識性や特異的集積性の高いナノ粒子キャリア「ラクトソーム」の開発および改良を行なった。 生体内安定性を保持したまま腫瘍認識特性が改善されることを期待してラクトソームに腫瘍認識能を有する葉酸基を導入し生体内分布や腫瘍認識特性を検討して、機能性官能基を粒子表面に導入するドラッグデザイン戦略の妥当性を評価した。転移脳腫瘍へのラクトソーム集積メカニズムに関する新たな知見を得るとともに、核医学治療薬として開発する場合に留意すべき新たな知見も得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の遂行は、ラクトソームへの機能性官能基の付加によってより効率的な腫瘍認識を目指すものであり、臨床では困難だった箇所の腫瘍組織の描画を実現するとともに、ラクトソームだけでなくナノキャリアの核医学診断プローブとしての臨床応用に道を拓くものである。 また、核医学画像診断だけでなく核医学治療も可能で、安全で精度の高い個別医療技術として期待されているラジオセラノスティクスの創製の一助として貢献する成果であり学術的意義や社会的意義は高いと考えられる。
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