研究課題/領域番号 |
18K07647
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
松本 知博 東海大学, 医学部, 准教授 (30710983)
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研究分担者 |
鈴木 哲也 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (10286635)
長谷部 光泉 東海大学, 医学部, 教授 (20306799)
中村 挙子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 研究チーム長 (70357656)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | MRリンパ造影 / ナノテクノロジー / ナノダイヤモンド / MRI / 造影剤 / Gd-DTPA-Nd / ガドリニウム / リンパ系 / リンパ造影 |
研究成果の概要 |
我々は,ND表面に酸化処理を施すことで,高分散のGd-DTPA-ND粒子の作製に成功した.また,化学構造解析を実施したところ,表面構造の破壊や消失が起きていないが確認できた.また,水中にGd-DTPA-NDを分散させMRIで撮像したところ,Gd-DTPA-NDは既存の造影剤に比べて極めて低いGd濃度で同等のMRI造影能を有していることがわかった. ウサギにGd-DTPA-NDを皮内注射してMRリンパ造影を行ったところ,リンパ管の描出ははっきりしなかった。MRIを撮像したのち、1時間の経過観察を行ったところ、有害事象は認めかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、本研究においてこれまで問題となっていたGd-DTPA-NDの凝集する性質を解決することに成功しました。これによってGd-DTPA-NDを生体に投与が可能なレベルにすることに成功しました。 実際にMRIでの撮像には、Gd-DTPA-NDの濃度や、撮像タイミングの調整がもう少し必要と考えられましたが、今後の高精細のMRリンパ造影の研究をより進めることが可能となりました。
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