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固形がんに対するセラノスティクス医療を目指した新規放射性核種封入リポソームの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K07657
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

濱道 修生  国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 外来研究員 (60721686)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード放射性核種 / リポソーム / イムノリポソーム / 固形がん / セラノスティクス / 放射性核種封入リポソーム / theranostics
研究実績の概要

本研究目的は、有効な治療効果に乏しい固形がんに対するセラノスティクス医療の開発である。これを成功させるためには、まず放射性核種の高い腫瘍内集積が必要であり、申請者らは大量の放射性核種をリポソームによって送達する技術を既に開発した。次に、正常組織内の非特異的集積の低減が極めて重要であり、正常組織内でリポソームが分解された際、正常組織外へと排出が期待できる新規リガンドを用いて、これを達成する。さらに、放射性核種の腫瘍内集積と正常組織内集積の差が大きい程、より良い治療成績が期待できるため、リポソームの腫瘍内集積の向上を目指し、様々な工夫を試みている。

リポソームに封入する新規リガンドとして、Arginine-Bn-DOTA (Arg-Bn-DOTA)を開発した。Arginineとp-SCN-Bn-DOTAの反応条件を最適化し、Arg-Bn-DOTAをHPLC (HILIC)を用いて解析した。さらに、腫瘍皮下移植マウスに、In-111標識されたDOTA、DTPA、並びにArg-Bn-DOTAを封入したリポソームを投与し、体内動態を検討した。In-111 DOTAやIn-111 DTPAでは網内系組織(肝臓、脾臓)からの排出が確認されなかった一方、In-111 Arg-Bn-DOTAでは放射性核種の集積が約半減した。今後、腫瘍と正常組織におけるリポソームの分解能などを確認する予定である。

さらに、リポソームの腫瘍内集積の向上を目指し、イムノリポソームの開発を試みた。リポソーム脂質組成にDSPE-PEG2000-NHSを加え、抗体とNHSの反応により、抗体をリポソームに架橋した。腫瘍内集積の向上は薬効の増強につながるため、放射性核種の高い腫瘍内集積と低い正常組織内集積を目指す上で、今後この試みは重要なステップになると考えられる。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] DDS指向性抗体を修飾した高濃度RI充填リポソームの設計と評価2018

    • 著者名/発表者名
      白石俊介、福原武志、濱道修生、瀬田康生、梅田泉、藤井博史
    • 学会等名
      第34回日本DDS学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2019-12-27  

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