研究課題/領域番号 |
18K07668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
近藤 隆 富山大学, 学術研究部医学系, 特別研究教授 (40143937)
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研究分担者 |
野口 京 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (10242497)
齋藤 淳一 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (70572816)
趙 慶利 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (90313593)
REHMAN MATIUR 富山大学, 学術研究部医学系, 特命助教 (10810921)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ナノメディシン / 金ナノロッド / 放射線増感 / 放射線 / アポトーシス / 金ナノ粒子 / 大気圧プラズマ / 細胞死 / 癌治療 |
研究成果の概要 |
金ナノ粒子が放射線細胞死の増強作用を示すことが知られている。一方、金ナノロッドについては光温熱作用の増感を示した論文は多いが、放射線との併用に関する報告は少ない。本研究では、金ナノロッドと電離放射線の併用効果について、アポトーシスを指標として、増強効果およびその機序について検討したところ、一定の放射線アポトーシス増強効果があることが示された。金ナノロッド処理により細胞内GSHが低下し、細胞内に酸化ストレスが誘起され、放射線アポトーシス増強の原因となる。増強機序については、DNA損傷、Fasおよび小胞体ストレス関連の指標で増強が認められたことより、増強分子機構としてこれらが関係すると思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金ナノロッドによる放射線がん治療効果の増強を目的とし、アポトーシスを指標として、その増強効果および分子機序について検討した。本成果はナノ粒子の医学応用を目指す、ナノメディシンの発展に寄与するとともに、放射線がん治療に関する増感剤開発についても有用な情報を提供する。
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