研究課題/領域番号 |
18K07674
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
加藤 弘樹 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (20448054)
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研究分担者 |
畑澤 順 大阪大学, 核物理研究センター, 特任教授 (70198745)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | RI治療 / てんかん / α線 / アスタチン / アルファ線 / 神経 / グリア / 脳 / ヨウ素 / SPECT / PET / ラット / 脳代謝 |
研究成果の概要 |
我々は、211Atで標識した、化合物をラットの脳内(両側海馬)に投与したところ、同薬剤は注入部に長時間とどまり、その他の部位への拡散は認められなかった。Y-mazeテストにて認知機能を確認したところ、作業記憶に明らかな異常を認められなかった。さらに、化合物に凝集を抑制する修飾を施し、さらに薬剤濃度(放射能)を10倍程度高めたところほとんど拡散せず、局所に留まることが分かった。pentylenetetrazole(PTZ)キンドリングモデルラットを作成し、同薬剤を投与したところ、有意な発作抑制効果を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤治療抵抗性の難治性てんかんでは、発作焦点が同定できれば手術による切除が施行されるが、侵襲性が高い。ガンマナイフによる外照射にて発作焦点を破壊する治療もおこなわれているが、副作用が強く忍容性が低い。集束超音波治療やラジオ波焼灼術なども提案されているが効果は定まっていない。中枢神経は放射線による影響が少ないと考えられている。申請者らはα線放出核種の定位的脳内注入による全く新しい難治性てんかんの低侵襲治療法を提案し、それを検証した。
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