研究課題/領域番号 |
18K07686
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
後藤 利彦 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50596905)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 変時性不全 / PET / 心臓交感神経 / 心臓交感神経節前機能 / hydroxyephedrine / 交感神経 / 心臓交感神経β受容体 |
研究成果の概要 |
変時性不全症例のpresynapse機能を、C-11 hydroxyephedrine(HED)PETにおけるHED心筋滞留率(HED-RI)を用いて定量評価した。健常者6例と変時性不全例9例、合計15例を対象とした。変時性不全群においてHED-RIは、健常者群と比較し有意に高値であった(13.8±3.0 vs. 8.5±3.9%/min, p = 0.01)。本研究の結果は、変時性不全においては心臓交感神経終末において適切なカテコラミン放出が行えないことを意味しており、このことが変時性不全のメカニズムの一端に関与していることが推察された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変時性不全におけるpost-synapse機能の障害はすでに確立している。これのみであればβ受容体への介入手段としてβ遮断薬が考慮される。本研究においては、これまで検討されてこなかったpre-synapse機能を評価の対象とした。その結果、変時性不全においては従来指摘されてきたpose-synapse機能の障害のみならず、pre-synapse機能においても障害が存在することが証明された。このため、変時性不全においては、pre-synapse機能の障害を補う必要があることが明らかになった。本研究の結果は、変時性不全に対する適切な介入方法の創造に寄与できる。
|