研究課題/領域番号 |
18K07702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
清野 浩子 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (30598727)
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研究分担者 |
呉 雲燕 自治医科大学, 医学部, ポスト・ドクター (40636586)
鬼島 宏 弘前大学, 医学研究科, 教授 (90204859)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 時計遺伝子 / 微小環境 / ヒト癌細胞 / 放射線画像 / 治療効果 / 乳癌 / 低酸素 / 腫瘍細胞増殖 / MRI |
研究成果の概要 |
ヒト癌細胞において、TGFβはDEC1の転写/翻訳レベルを増加させるが、DEC2の転写/翻訳は減少させ、DEC1とDEC2がTGFβ誘導の上皮間葉転換(EMT)の制御に相補的に関わっていることが示された。また、放射線画像と外科切除標本との検討では、非侵襲的に癌の組織学的特性や治療効果を予測できる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、癌細胞における時計遺伝子DECの機能解析(細胞増殖、血管新生、上皮間葉転換、低酸素応答など)を行うことで、癌微小環境の病態解明と、増殖制御機構の構築を目標とする。さらには時計遺伝子をターゲットとした新たな癌治療法の概念を構築するとともに、病理組織標本・細胞培養実験・放射線画像情報を統合した独創的な治療効果予測法の開発・確立を目指す。 ヒト癌細胞におけるDECの機能解析、放射線画像と外科切除標本との比較検討などにより、時計遺伝子DECが癌治療の標的遺伝子としての可能性を持っていることや、画像診断を用いて非侵襲的に癌の特性を予測できる可能性が示された。
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