研究課題/領域番号 |
18K07703
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
町田 好男 東北大学, 医学系研究科, 名誉教授 (30507083)
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研究分担者 |
高橋 順士 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (50791852)
大田 英揮 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40586905)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | MRI / 高速撮像 / 非線形処理 / 圧縮センシング / 血管イメージング / 画質評価 / MRI高速撮像 / 血管画像 / 臨床評価 |
研究成果の概要 |
近年MRIは、圧縮センシング(CS)等の情報理論を応用した非線形収集再構成技術により、さらなる高速化が進んでいる。本研究では、この技術により得られる特に血管系画像について、その臨床導入にあたって、基礎と臨床を結び付けた画質評価法を示すことを目指した。物理的画質指標の計測や、模擬ファントムによる実験等の基礎的評価を実施し、その結果と対比しながら冠動脈臨床データでの一連の評価を試みた。検討の中では、非線形処理下での画質の被検体依存性を再認識し、様々な先験情報を前提とする新技術下での計測上の課題も示した。なお、コロナ禍による臨床データ解析中断のため期間の延長を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MRI等の医用画像化技術の進歩は著しく、新しい画像を臨床現場で受け入れていくためには、客観的な画質指標やファントムでの評価結果を臨床的な画質の良し悪しと関連付ける、画質評価法の確立が重要と考えた。実際に評価を進めると、新しい画像化技術は何らかの既知情報を前提としているため、基本的な物理的指標の計測も難しいなどの課題も見えてきた。今回評価法の提案までには至らなかったが、冠動脈画像を対象とした実際の評価例や上記課題を示したことが、今後の研究につながるものと考えている。
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