研究課題/領域番号 |
18K07721
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
森 浩一 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (90274977)
|
研究分担者 |
関根 紀夫 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (70295434)
小原 弘道 東京都立大学, システムデザイン研究科, 准教授 (80305424)
藤井 義大 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (20637540)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | 放射光 / 位相コントラスト / アナライザー / 肝臓 / X線 / 暗視野 / 小葉 / X線 / 豚 |
研究成果の概要 |
放射光X線を用いた位相コントラスト画像法により、豚肝臓の末梢血管系(肝小葉)を描写した。カテーテルを用いて0.9%生理食塩水を灌流させながら、肝動脈系よりマイクロバブルを投与しX線カメラで撮影した。X線のエネルギーは30keVを用いた。得られた画像には、多数の肝小葉が描写された。経時間画像を得ることで、肝小葉内の微小循環、灌流状態に関する画像情報が得られることを確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦における肝臓移植は、主に生体肝移植により行われている。最近、待機患者数が増えていることから移植待機中に死亡する患者数も増えている。また肝臓提供後のドナーの生活負担は大きい。これらの問題を解決するためには、移植可能/不可能境界領域の肝臓(適応拡大ドナー肝臓)を移植基準を満たすように再生することが有用である。摘出された肝臓の再生状況を確認のために、灌流液中におけるバイオマーカーの定量が行われる。しかし、肝動脈と門脈という2血流支配にある肝臓では、この方法による確認は不十分である。それゆえに、肝臓末梢系の微細構造を画像として取得し、経時間画像から灌流状態を確認することが求められる。
|