研究課題/領域番号 |
18K07751
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉村 通央 京都大学, 医学研究科, 講師 (40597936)
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研究分担者 |
中本 裕士 京都大学, 医学研究科, 教授 (20360844)
石守 崇好 京都大学, 医学研究科, 講師 (70742211)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 放射線治療 / 低酸素 / 難治癌 / Radiotherapy / Pancreatic cancer / Hypoxia / 放射線治療 低酸素 / 微小環境 / 医学物理 |
研究成果の概要 |
当院にて放射線療法を予定されている膵がん患者を対象にしたFMISO-PETによる低酸素領域の動態解析のためのプロトコールを作成し、倫理委員会の承認を得た。その後、同時FMISO静注後の至適撮像タイミングについての検討を行い、静注後2時間と4時間後の画像を比較し、両撮像タイミングには有意な相関があることが示し、同結果は、国際誌に発表した。この結果を以て、本研究ではFMISO静注後3時間後に撮像を行うこととし、FMISO-PET検査を開始した。現在集まったデータを解析し、有意とすべきカットオフ値について検討を行っているところである。予定の25例の完遂に向けて、今後も症例集積を続けていく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線治療は癌治療において重要な治療の選択肢の一つである。しかしながら、癌の種類によって放射線治療の効果には差が認められ、最も重要な要因の一つが腫瘍内低酸素である。腫瘍内の低酸素領域の存在がしばしば放射線治療の効果を低減し、再発を来たすと考えられている。FMISO-PETによる悪性腫瘍内の低酸素イメージングについて様々な研究がなされてきたが、確固たるFMISO-PETの明確な評価項目や閾値が確立しておらず、放射線治療との関連もいまだ議論の多いところである。ゆえに、腫瘍の低酸素領域の局在を同定し放射線治療との関係を検証することで、様々な戦略により治療効果を高めることが可能となると考えられる。
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