研究課題/領域番号 |
18K07760
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
染谷 正則 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (60404711)
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研究分担者 |
後町 俊夫 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (80723402)
池内 佑太郎 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (00827876)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 放射線治療 / 治療効果予測 / 有害事象予測 / リキッドバイオプシー / マイクロRNA / ガンマH2AXフォーカス / DNA-PK活性 / エクソソーム / 腫瘍免疫 |
研究成果の概要 |
「個別化放射線治療」を実現させるために、リキッドバイオプシーを用い、血漿中に存在する腫瘍由来のエクソソームを調べ、癌の放射線感受性予測に応用した。腹部~骨盤部に放射線治療を施行した子宮頸癌、直腸癌、肛門癌、膵癌など合計で150名の患者より血液を採取し、リンパ球のDNA-PK活性測定、放射線誘発ガンマH2AXフォーカス測定を行い、血漿中のエクソソーム由来マイクロRNA発現解析を行った。血漿中のエクソソーム由来マイクロRNAが放射線治療効果予測に有用である事と、リンパ球DNA-PK活性が放射線治療による晩期有害事象予測に有用である可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、癌に対する放射線治療の治療効果予測と、放射線治療後半年から数年の間に起こる晩期有害事象(副作用)の予測が、治療開始前の血液を調べる事で可能となる可能性を示す事ができた。これを進める事によって、個人毎のより最適な放射線治療スケジュールが決定でき、個別化放射線治療を実現する足掛かりとなり、将来的に癌治療の全体的な成績向上に寄与が期待できる成果を得る事ができた。
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