研究課題/領域番号 |
18K07778
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
須藤 仁美 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 分子イメージング診断治療研究部, 主任研究員(任常) (10415416)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ポドプラニン / 放射免疫療法 |
研究成果の概要 |
放射免疫療法 (Radioimmunotherapy;RIT)は、がん細胞に高発現している抗原を標的にした抗体に治療用のラジオアイソトープ(RI)を標識し体内に投与する放線治療法である。本研究では腫瘍に発現しているポドプラニンを特異的に認識する抗体を治療用RIで標識し、マウスモデルを用いてその治療効果と副作用の検証を行なった。治療用RIである90Yや225ACで標識した抗体を投与したマウスでは、重篤な副作用なしに明らかな抗腫瘍効果がみられた。この結果から治療核種で標識した腫瘍特異的抗ポドプラニン抗体は、ポドプラニンを高発現している腫瘍に対する治療として有望であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マウス皮下腫瘍と比較して、患者由来組織でのポドプラニンの発現は高い傾向にあったことから、この抗体を用いたRITは中皮腫患者ではより高い治療効果が期待できる。RI標識した本抗体が臨床応用されれば、中皮腫の新たな画期的な治療法となるだろう。また、ポドプラニンは脳腫瘍など様々ながんで高発現していることが報告されており、本抗体を用いたRITが中皮腫以外の固形がんの治療にも応用が可能であり、難治性固形がんの治療法開発に大きな進展をもたらすと期待される。
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