研究課題/領域番号 |
18K07786
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2020) 金沢大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
清水 正樹 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座講師 (10401902)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マクロファージ活性化症候群 / 全身型若年性特発性関節炎 / インターロイキン18 / インターロイキン1β / モデルマウス / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
IL-18/IL-1β持続皮下投与によるMASモデルマウスを確立し、MAS病態においてIL-1βとIL-18は異なる役割を果たしていること、さらにMAS病態の発現には高濃度のIL-18刺激が必要であることが判明した。全身型JIA以外のリウマチ性疾患によるMAS症例との血清サイトカインプロファイルの比較検討から、全身型JIAではその他のリウマチ性疾患とは異なる機序でMASの発症を認めることが示唆された。さらにs-JIAにおいて血清IL-18値は他疾患との鑑別、病勢評価、寛解判定指標として有用であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、まだ未解明であったMAS病態におけるIL-1βとIL-18の役割に関する理解が進み、現在までの有効な治療が確立していないMASに対して、IL-1βおよびIL-18両方の制御が必要であることが判明し、今後の治療開発に向け意義のある成果となった。また、臨床症状の組み合わせによって診断されるため他の炎症性疾患との鑑別が困難な全身型JIAおよびMASの診断、病勢評価、寛解判定に対する客観的指標として血清IL-18値が非常に有用であることが判明し、今後の保険収載に向けた基礎資料として意義のある成果となった。
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