研究課題/領域番号 |
18K07812
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 康弘 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 助教 (60332277)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Vasohibin / SVBP / 微小管翻訳後修飾 / 横紋筋肉腫 / チューブリン脱チロシン化 / がん免疫 / がん微小環境 / がん悪性化 / 血管新生 / リン脂質結合性 / チューブリン / 脱チロシン化 |
研究成果の概要 |
横紋筋肉腫におけるVasohibin-2(VASH2)の役割について研究した。胞巣型横紋筋肉腫細胞株を用いて解析した結果、VASH2はがん細胞の細胞外マトリクスへの接着性・腫瘍形成能・がん免疫に関与することを新たに見出した。また、VASH2蛋白はsmall vasohibin binding protein (SVBP)との複合体形成により安定化し、ホスファチジルイノシトールへの結合性を有することを明らかにすると共に、新たな結合蛋白を複数単離・同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、VASH2が横紋筋肉腫の進展に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。横紋筋肉腫は小児で最も頻度の高い軟部組織肉腫であり、その中でも胞巣型の横紋筋肉腫は転移や再発頻度が高く予後不良とされる。VASH2は胞巣型で特に強い発現がみられることから、本研究による成果は、VASH2の横紋筋肉腫悪性化における作用機序の理解とVASH2を標的とした新規治療法をもたらすものである。
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