研究課題/領域番号 |
18K07844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
別所 一彦 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (80423169)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 胆道閉鎖症 / 一卵性双生児 / エクソーム解析 / 全エクソーム解析 / コピー数解析 / 一塩基多型 / コピー数多型解析 / 双胎 / ゲノム解析 / エピジェネティクス |
研究成果の概要 |
胆道閉鎖症の成因における遺伝的素因を明らかにするために、片側のみ胆道閉鎖症を発症した4組の一卵性双生児の血球からDNAの抽出し、エクソーム解析を行った。 それぞれの双胎において罹患児もしくは非罹患同胞のみが持っている一塩基多型を調べたが、4組の双胎に共通する多型や多型を有する遺伝子は認めなかった。次に、4組中3組の双胎についてコピー数多型解析を行なったが、双胎間で異なるコピー数を持つ共通の遺伝子は認めなかった。さらに、過去に胆道閉鎖症の感受性多型として報告されている遺伝子座につき、双胎の罹患児と非罹患児間で比較したが、双胎間で異なる一塩基多型は認めなかった
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胆道閉鎖症は世界中で最多の小児肝移植適応疾患であり、本邦でも全肝移植の中で最多適応疾患である。一方で慢性的なドナー不足、高額な医療費などは解決すべき重要な課題となっている。これまで胆道閉鎖症には有効な内科的治療法は存在しないが、根本的治療の開発には病因・発症機序の解明が必須である。本研究目的は、胆道閉鎖症の遺伝的素因を、本来同一の遺伝子を有するはずの一卵性双生児のうち片側のみ胆道閉鎖症を発症したペアのゲノム配列を比較することにより明らかにすることを目的としたが、研究期間中に感受性遺伝子は同定されなかった。更なる解析の追加、胆道閉鎖症の発症における環境因子の探索が必要である。
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