研究課題/領域番号 |
18K07845
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
粟野 宏之 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (30437470)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Duchenne型筋ジストロフィー / カルパイン / 筋崩壊 / 筋ジストロフィー / タイチン |
研究成果の概要 |
Duchenne型筋ジストロフィーのジストロフィン欠損筋では筋崩壊が生じているが、その病態はいまだ明らかではない。本研究ではタンパク分解酵素であるカルパインが筋崩壊に関連していると考え、その発現を調べた。患者由来の筋芽細胞、冷凍骨格筋等を用いて、リアルタイムPCR法またはウェスタンブロット法でカルパイン1および2,およびカルパインの内在性阻害タンパクであるカルパスタチンの発現を健常人と比較した。患者筋ではカルパイン1および2とカルパスタチンの発現の比は、健常人より高かった。この結果から、ジストロフィン欠損筋では、カルパインとその阻害タンパクの発現がアンバランスであることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Duchenne型筋ジストロフィー(DMD)患者のジストロフィン欠損筋のカルパイン1およびカルパイン2の発現が、阻害タンパクであるカルパスタチンに比して増加していた。これはカルパインがDMD患者の筋崩壊の病態に関連することを示唆する結果である。また、DMDの筋崩壊を阻止する根治治療の標的分子の同定に寄与する結果であると考えられる。
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