研究課題/領域番号 |
18K07852
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
武内 崇 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10246522)
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研究分担者 |
鈴木 啓之 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (80196865)
末永 智浩 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70433365)
垣本 信幸 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (90614412)
鈴木 崇之 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (40816691)
土橋 智弥 和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (20828488)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 川崎病 / シクロスポリンA / Ca2+/NFAT経路 / シクロスポリン / Ca2+/NFAT / CA2+/NFAT |
研究成果の概要 |
重症川崎病患児のIVIG前後、シクロスポリンA(CsA)投与前後で末梢血T細胞で、STAT3活性化と、STAT3遺伝子発現量が有意に低下し、realtime RT PCRで、CsA投与後にNFATc1, c2の遺伝子発現量が共に有意に上昇し、炎症性サイトカインのシグナル伝達経路への影響が確認できた。JAK-STAT経路、Ca2+/NFAT経路の川崎病急性期治療時の免疫応答に関与が示唆された。 また、当院で加療した川崎病患児で、疾患感受性遺伝子のITPKC, CASP3, ORAI1の遺伝子多型を測定し、ITPKCのリスクアレルが、IVIG不応の重症川崎病で有意に多いという結果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
川崎病の初期治療抵抗例に対する新たな治療法は国内外で模索されている。ステロイド、インフリキシマブ、血漿交換などに加えてシクロスポリンA(CsA)があるが、どの治療法もまだ確定的な状況ではない。上記したように罹患感受性や重症化に関連すると報告された7遺伝子中3遺伝子のSNPが、Ca2+/NFAT経路に関与しており、この経路が川崎病血管炎惹起メカニズムの中心的役割を持つ可能性がある。CsAはこの経路の下流のシグナル伝達に抑制的な作用ポイントを有する薬剤であり、効果が証明されたことで国内外から注目される。
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