研究課題/領域番号 |
18K07866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所) |
研究代表者 |
山崎 美和 (若林美和) 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), 骨発育疾患研究部門(旧環境影響部門), 流動研究員 (50455549)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リン / Pit1 / Pit2 / 骨芽細胞 / Ⅲ型ナトリウム-リン酸共輸送担体 |
研究成果の概要 |
骨格においてリンは多様な作用を発揮するが、少なくともその一部は細胞形質膜や基質小胞の膜上に存在するIII型ナトリウム/リン酸共輸送担体であるPit1およびPit2を介することが推察される。本研究においては、骨芽細胞の機能制御におけるPit1およびPit2の役割を明確にするため、骨芽細胞系細胞株にCRISPR/Cas9を適用することにより樹立したPit1欠損細胞、Pit2欠損細胞を用いた解析を行った。骨芽細胞におけるPit1やPit2は細胞外リン酸の上昇を介して石灰化の亢進とアルカリホスファターゼの低下をもたらし、ピロリン酸やATPの代謝に影響を及ぼすことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、血管や脳などの異所性の石灰化におけるPit1やPit2の関与が報告され、注目を浴びている。しかしながら、小児の成長に関わる骨芽細胞の分化や石灰化におけるPit1およびPit2の生理的な機能については充分な検討がなされておらず、本研究の学術的意義は大きい。
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