研究課題/領域番号 |
18K07868
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
神尾 卓哉 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (50587011)
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研究分担者 |
土岐 力 弘前大学, 医学研究科, 講師 (50195731)
金崎 里香 弘前大学, 医学研究科, 助教 (60722882)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Diamond-Blackfan貧血 / リボゾーム蛋白 / MDM2 / p53 / リボゾーム / リボゾームタンパク / 造血不全 / マウス胎仔線維芽細胞 / RNA-seq / リボゾーム蛋白遺伝子 |
研究成果の概要 |
Diamond-Blackfan貧血 (DBA) は、赤血球造血不全のメカニズムが未だ解明されていない。以前我々は、リボゾーム蛋白とMDM2が結合できないMDM2C305F変異マウスが特異的赤血球造血不全を起こすことを報告した(PLoS One. 2016)。そのマウスの胎仔線維芽細胞を用い、RNA-seqを行うことで、MDM2C305F変異マウスでは特定の遺伝子が赤芽球癆に関与していることを発見した。また、我々はDBA診療している施設へアンケート調査を行い、DBAにおける骨髄非破壊的前処置を用いた造血細胞移植の有用性を報告した(Bone Marrow Transplant. 2020)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Diamond-Blackfan貧血 (DBA) は、乳幼児期に発症する赤芽球造血のみが障害される先天性の赤芽球癆である。約70%の症例でリボゾーム蛋白遺伝子のハプロ不全を認めるが、それがどのように赤血球の造血不全を起こすか、未だ解明されていない。 本研究は、どのような標的遺伝子の発現制御が造血不全を引き起こすのか、その分子生物学的な機構の一端が明らかとなる可能性がある。また、他の先天性造血不全症のメカニズムを解明する上でも重要な情報が得られることが予想され、先天性造血不全症の新たな治療法の発見につながるメカニズムが解明される可能性を秘める。
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