研究課題/領域番号 |
18K07884
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
川村 智行 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 客員准教授 (60271186)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 1型糖尿病 / インスリン療法 / インスリン投与 / 脂質 / タンパク質 / カーボカウント / マイクロミニブタ / インスリン / 1型糖尿病 / 脂質とタンパク |
研究成果の概要 |
1型糖尿病患者におけるインスリン療法では、食事中の糖質量に応じてインスリン量を調整するカーボカウント法が確立している。一方で、脂質・タンパク質を摂取した場合のインスリン調整方法は確立していないことが課題となっている。しかし実際の患者を用いた研究には限界がある。今回、ヒトとホルモンと消化管機能が似ているブタを実験的に1型糖尿病として、持続グルコースモリタリングを可能な状態にすることに成功した。つまり1型糖尿病患者のモデルとしてブタを使用できるようになった。今後、様々な組成を持った食事をこのブタに与えることで血糖値への影響を研究し、適切なインスリン療法の開発に役立てることができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1型糖尿病の治療の進歩には目覚ましいものがある。しかし、実際には食事が血糖値に与える影響については未知な部分が多く血糖管理が困難なことも少なくない。1型糖尿病患者の生活における制限や予後への不安の原因になっている。今回、1型糖尿病モデルブタの作成に成功したことは、実際の患者では困難な様々な研究が可能となり。1型糖尿病患者の日常生活の質(QOL)の改善や、予後の改善につなげることができる。 1型糖尿病患者の、QOLや予後の改善は、社会的・医療経済に与える好影響は大きいものであると考える。
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