研究課題/領域番号 |
18K07886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
徳山 研一 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30237078)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | anaphylaxis / food allergy / 花粉症食物アレルギー症候群 / CGRP / アナフィラキシー / 神経原性炎症 / 花粉症ー食物アレルギー症候群 / 食物アレルギー / 全身症状 / カルシトニン遺伝子関連ペプチド / 神経ペプチド / カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP) / サブスタンスP |
研究成果の概要 |
食物によるアナフィラキシーに対する神経原性炎症の役割を解明するため、カルシトニン遺伝子関連ペプチドの血漿中濃度を食物経口負荷試験時のアナフィラキシー症状出現前後で測定したが、有意な変動は認めず、その関与は明らかでなかった。一方、花粉症-食物アレルギー症候群(PFAS)罹患児の全身症状の出現頻度を、児童生徒を対象とした大規模調査を用いて解析した。その結果、PFAS疑い例のうち約30%に全身症状を認め、臓器別症状出現頻度は、即時型食物アレルギーの出現比率と類似しており、疫学的には両病型の全身症状出現機序には共通の病態が存在する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PFASにより惹起される全身症状の割合や、その臓器別頻度を疫学的に解析した報告は国内のみならず国外においても少ない。本研究は、PFASの定義をフルーツ・野菜アレルギーの既往というだけでなく、花粉症が出現した後にこれらの食物に対する過敏症状が出現した症例と規定している点で、従来より正確にPFASの疫学的特徴を解析出来ていると考える。PFASによる全身症状の臓器別出現比率が、即時型食物アレルギーの報告と類似している点は異なる病型のアナフィラキシー発症の背景に共通の機序が存在する可能性を示した興味深い結果と考える。
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