研究課題/領域番号 |
18K07899
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木暮 宏史 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60568921)
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研究分担者 |
藤原 弘明 東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (00814500)
立石 敬介 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20396948)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 胆管癌 / 肝内胆管癌 / 胆道癌 |
研究成果の概要 |
IDH1変異が正常肝内胆管細胞に解糖系亢進などの代謝リプログラミングを誘導し増殖能を増加させることを見出した。その機構としてエピゲノムへの影響を介してエネルギー代謝の律速酵素の発現上昇を惹起し、代謝を変化させる可能性が考えられるため、本研究ではその分子メカニズムを解析した。具体的には、癌化前の正常肝内胆管細胞にIDH1変異を導入し、標的遺伝子を同定するとともに、エピジェネテイクス制御機構とメタボロームへの影響の両面からその意義を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IDH遺伝子変異は、変異特異的な阻害化合物が開発され、また特異的代謝産物2-HGが血液中にもみられることから、治療および診断に直結するポテンシャルも持つ。IDH変異は前癌病変で既に認められるとの報告があるものの、既報の研究は出来上がった癌細胞を用いた検討が殆どであり、この変異が発癌ドライバー候補として種々の細胞系譜における発癌初期にどう寄与するのかについての検討は少ない。本研究では正常肝内胆管細胞の三次元培養を活用し、IDH1ゲノム変異とエピジェネテイクス、エネルギー代謝という三分野を横断的に解析する研究は世界的にもいまだ報告がなく、独自性と創造性を有する。
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