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肝癌細胞特異的薬物搬送とClass選択的HDAC阻害薬による新規肝癌治療開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K07914
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

宮西 浩嗣  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (60372819)

研究分担者 加藤 淳二  札幌医科大学, 医学部, 教授 (20244345)
田中 信悟  札幌医科大学, 医学部, 助教 (60561024)
菊地 尚平  札幌医科大学, 医学部, 助教 (80515792)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード肝細胞癌 / 化学療法 / ヒストン脱アセチル化酵素 / 相乗効果 / 治療 / 薬物搬送
研究成果の概要

ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)は様々な癌で発現し、癌治療耐性に関与している。HDAC class IIaは肝癌細胞で認められる。本研究では肝細胞癌に対してHDAC class IIa阻害薬をレンバチニブと併用することで、相乗的な抗腫瘍効果を誘導することを見出した、レンバチニブはFibroblast growth factor receptor 4 (FGFR4)を阻害することで抗腫瘍効果を発揮すると考えられている。両薬剤併用でのアポトーシスの誘導はFGFR4の発現に依存していると考えられた。さらにFGFR4の発現低下により、相乗的効果が誘導されることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝細胞癌の標準的な薬物治療には、癌細胞や血管新生因子の増殖を抑制する、レンバチニブ等の分子標的薬治療と、血管新生阻害薬と免疫チェックポイント阻害薬の併用が挙げられる。また、切除できない肝細胞癌の治療として、肝動脈化学塞栓術がある。本研究の結果は、レンバチニブの効果を増強するHDAC class IIa阻害薬を用いた新たな薬物療法が有効である可能性を示した。いずれの治療が選択すべきかについては、肝細胞癌の個数、サイズや肝機能をもとに考えられることが多いが、本研究結果はFGFR4の発現が多い肝細胞癌では本療法がより有効であることを示し、治療効果を予測できる可能性も示唆された。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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