研究課題/領域番号 |
18K07919
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
後藤 修 日本医科大学, 医学部, 講師 (00589658)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 内視鏡的手縫い縫合法 / 内視鏡的粘膜下層剥離術 / ESD後出血 / トラクション / 内視鏡的手縫い縫合 / ESD / 早期胃癌 / 大腸腫瘍 / 内視鏡的全層切除 |
研究成果の概要 |
本研究は内視鏡的手縫い縫合法(endoscopic hand suturing: EHS)を用いた安全な内視鏡治療の確立および新しい治療手技の開発を目的として立案された。胃および大腸内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection: ESD)後の粘膜欠損部に対してEHSを行う多施設および単施設単アーム探索的臨床研究を施行、いずれの臓器においても本法が可能であり、術後出血予防効果を示唆する成果が得られた。また、本法を用いた新規内視鏡手技に関する机上・動物実験を施行、ESD時の牽引や筋層切除への応用、3D内視鏡による技術的難度の低減効果を確認しえた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、胃および大腸ESD後出血に対する効果的な予防策が講じられる可能性を示唆することができた。今後ますます増えていくであろう抗血栓薬服用者に対するESDは術後出血高危険群であるが、EHSにより病変切除創を閉鎖することで術後出血を回避できる可能性がある点において社会的意義は大きいものと考えられた。また、本手技の応用によってさらに内視鏡診療の可能性が拡大した点において学術的意義も大きいものと思われた。
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