研究課題
基盤研究(C)
クローン病は原因不明の難病であり、腸管に肉芽腫を形成し非連続性に病変を生じることが特徴である。研究代表者は、通常排除できる異物(環境因子)を、クローン病では遺伝的背景があるために排除できずに隔離せざるを得なくなり、肉芽腫が作られるのではないかと仮説を立てている。異物(環境因子)として食品・微量元素を用い、異物排除に関わるオートファジーの解析を行なったとともに、肉芽腫形成モデル樹立を試みた。
生体内に異物が入り込んだ際には防御反応として炎症や異物の排除が行われる。排除できない場合、異物を「隔離」によって最大の効果を得ようとする活動が肉芽腫形成である。この過程において重要なオートファジーと異物(環境因子)として食品・微量元素の関係を明らかにしたことは学術的に意義があり、予防医療への展開も考えられ、社会的に大きな意義のある成果を得た。
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