研究課題/領域番号 |
18K07940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
菅野 啓司 広島大学, 病院(医), 准教授 (30448237)
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研究分担者 |
小林 知貴 広島大学, 病院(医), 助教 (00817075)
大谷 裕一郎 広島大学, 病院(医), 助教 (00817091)
杉山 晶子 広島大学, 病院(医), 研究員 (30788469)
岸川 暢介 広島大学, 病院(医), 講師 (50711347)
田妻 進 広島大学, 病院(医), 教授 (80201614)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アンチセンス核酸 / 非アルコール性脂肪性肝疾患 / 非アルコール性脂肪肝炎 / 肝線維化 / 脂肪肝 / ペリオスチン / 非アルコール性脂肪性肝炎 / 肝星細胞 / 肝脂肪化 / 細胞外マトリックス蛋白 / アポトーシス / 肝脂質代謝 / 核酸医療 |
研究成果の概要 |
細胞外マトリックス蛋白であるペリオスチンは様々な生理機能があることが報告されている。本研究では、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の進展において、アンチセンス核酸(ASO)を用いてペリオスチンの発現抑制することで治療に応用できる可能性について検討した。NASHモデルマウスにペリオスチンASOを投与すると肝臓でのペリオスチンの発現の低下に伴い、肝臓の脂肪化・線維化が有意に改善され、NASHの進展を抑制することが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非アルコール性脂肪性肝疾患は、メタボリック症候群に伴う肝疾患で、肝硬変や肝癌にいたる症例もあり、病態の解明と治療法の確立が強く望まれる疾患であるが、効果が確立された薬物療法は現在のところない。本研究では次世代医薬であるアンチセンス核酸を用いて肝臓でのペリオスチンの発現を抑制することで、肝脂肪化・線維化を抑制することを証明した。このことは、ペリオスチンが治療ターゲットとして有用である可能性を示唆するだけではなく。アンチセンス核酸が慢性肝疾患に有用であることを証明した点で意義があるものと考える。
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