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ピロリ菌除菌後の胃発がんにおける新規バイオマーカの解析および臨床応用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K07948
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

三橋 慧  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (70772127)

研究分担者 山本 英一郎  札幌医科大学, 医学部, 講師 (60567915)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード胃がん / ヘリコバクター・ピロリ / メチル化 / ヘリコバクターピロリ / 制酸薬 / PPI / H2ブロッカー / ピロリ菌 / 除菌療法 / マイクロバイオーム / ピロリ除菌
研究成果の概要

ピロリ除菌後に発症する胃がんはこれまでとは異なった特徴を有する可能性があり、遺伝子異常、遺伝子のメチル化、常在細菌叢(体内で共存する細菌を指し、マイクロバイオームともいわれる)などの違いを検討した。各種解析の結果、除菌後であっても発がん例では正常粘膜にメチル化が高度に蓄積されていることがわかり、これまでの発がん症例と同様の特徴が認められた。広く公表されている分子異常データベースの結果と今回の解析結果を比較し、やはり同様の傾向が認められた。一般にピロリ除菌後は胃粘膜のメチル化が低くなり、発がんのリスクが下がるとされているが、発がんに至る症例では異なった経過を示す可能性がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ピロリ除菌後の胃発がんについて、除菌後であっても胃粘膜に高度なメチル化の遺残を認めることがわかり、これが除菌後の発がんの大きな要因であることがわかった。国民のピロリ除菌達成者の割合は年々増加する一方、若い世代はそもそもピロリ感染率が低く発がんの可能性が低い。今後胃がん撲滅において重要なポイントは、ピロリ除菌後の発がんの対策であることは間違いない。今後の課題として、ピロリ除菌後であってもメチル化が解除されない原因の究明が挙げられる。健診、内視鏡検査、治療の分野において今回の研究結果をどのように還元していくか、今後も検討していきたい。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ペプシノゲンIIと低分化混在早期胃癌の関連2019

    • 著者名/発表者名
      三橋 慧
    • 学会等名
      第27回日本消化器関連学会週間(JDDW)
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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