研究課題/領域番号 |
18K07950
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
日暮 琢磨 横浜市立大学, 医学部, 講師 (90622580)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 大腸癌 / 化学予防 / オルガノイド / アスピリン / メトホルミン / 大腸発癌 / 大腸腫瘍 |
研究成果の概要 |
大腸癌は全世界的に増加傾向であり、早急な対策が求められている。我々は新規培養技術であるオルガノイドを用いて正常上皮、腺腫、Sessile serrated adenoma/polyp(SSA/P)、大腸癌のそれぞれの発癌段階をオルガノイドで再現し、化学予防候補薬の薬理/機序解明を網羅的に解析するシステムの開発を行うことを目的として取り組んだ。ヒト由来の大腸オルガノイドの樹立および細胞バンクを作成した。またXenograft modelを用いてマウスへの移植にも成功した。化学予防薬のアスピリンおよびメトホルミンを用いて化学予防効果の相乗作用および機序の解明を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では大腸癌の一次予防、なかでも化学予防(Chemoprevention)に着目して研究を進め、化学予防薬候補のアスピリン、メトホルミンの予防効果の機序解析を行った。 大腸癌の二次予防(早期発見、早期治療)は、これまで一定の成果を上げてはいるが、増加する大腸癌の罹患/死亡には対応しきれておらず、今後はより進んだ対策が求められている。そのため根本的な対策である一次予防(健康増進/疾病予防)が今後の大腸癌の罹患/死亡率の抑制や、高騰する医療費の抑制には、より重要となり、本研究の化学予防の取り組みはその一助となるものである。
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