研究課題/領域番号 |
18K07998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
山下 竜也 金沢大学, 先進予防医学研究センター, 准教授 (30334783)
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研究分担者 |
山下 太郎 金沢大学, 附属病院, 准教授 (90377432)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肝細胞がん / がん幹細胞 / がんエコシステム / CCL20 / CCR6 / CCL20/CCR6 / 1細胞トランスクリプトーム解析 |
研究成果の概要 |
肝細胞がんにおいて、腫瘍細胞と間質細胞が協調相互作用し、様々な内外ストレスに順応するがんエコシステムを形成し対応していると考えられている。網羅的遺伝子発現データから、がんエコシステム形成に中心的な役割を示す肝がん幹細胞が、ケモカインCCL20を高発現している事を見出した。CCL20高発現は、肝がん患者の予後不良因子であった。肝がん幹細胞から分泌されるCCL20は、CCR6陽性免疫細胞誘導を介したがんエコシステム構築に関連していた。CCL20-CCR6軸を標的としたCCL20中和抗体療法は、がんエコシステムを変容する事で良好な腫瘍増殖抑制効果を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果から、肝細胞がんにおいて、肝がん幹細胞がCCL20-CCR6を介して誘導するがんエコシステム構築の一メカニズムが明らかとなった。また、CCL20-CCR6軸を標的とした新たな治療法の可能性が示唆された。肝細胞がんは世界的に代表的な難治がんの一つであり、進行肝細胞がんに対する薬物療法の治療効果は未だ十分ではない。本研究で示した新たな治療法は、将来の肝細胞がん患者の治療選択肢となる可能性を秘めている。本研究結果は、国内および海外の学術集会での報告により広く社会・国民に発信した。
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