研究課題/領域番号 |
18K08000
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
田中 榮司 信州大学, 医学部, 特任教授 (50163506)
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研究分担者 |
太田 正穂 信州大学, 医学部, 特任教授 (50115333)
城下 智 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (90597965)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | B型慢性肝炎 / 肝硬変 / 肝癌 / ヒト白血球抗原 / キラー細胞免疫グロブリン様受容体 / KIR / HLA class I / 肝細胞癌 / human leukocyte antigen / HLA / 遺伝子多型 |
研究成果の概要 |
B型肝炎の肝硬変(LC)、肝癌(HCC)進展とHLA class IおよびKiller-cell immunoglobulin-like receptor (KIR) との関連を明らかにすることを目的とした。B型肝炎280例のうち、LC患者(n = 40)ではKIR2DS4/HLA-C2が(LC vs. 非LC:12.5% vs. 4.2%, OR 3.29, P = 0.029)、HCC患者(n = 39)ではKIR2DS3が有意に多かった(HCC vs. 非HCC:30.8% vs. 14.9%, OR 2.53, P = 0.015)。KIR/HLAの多様性はLCやHCC進展に関連する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
B型肝炎の病態は複雑であり、肝硬変や肝癌への病態進展は臨床上の問題である。肝硬変や肝癌への病態進展には、ヒト側の因子としてヒト白血球抗原(HLA)とその受容体であるキラー細胞免疫グロブリン様受容体(KIR)の遺伝的多様性と相関していた。このことより、B型肝炎の肝硬変や肝癌には遺伝的な因子が関与していることが明らかになった。この結果をより確かなものにするためには、より大きなコホートでの追加検討が必要であると考えられた。
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