研究課題/領域番号 |
18K08011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
細野 邦広 横浜市立大学, 附属病院, 講師 (50537339)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 膵癌 / 化学予防 / メトホルミン |
研究成果の概要 |
膵がんは人口の高齢化と食生活の変化に伴い近年、罹患数は増加し続けているが、早期診断が困難であり今後有効な予防法の確立が求められている。今回の研究では膵がんにおけるメトホルミンの化学予防効果を、オルガノイド解析や膵発がんモデルマウスを用いての動物実験、および膵がん患者を対象とした臨床パイロット試験により検証し、遺伝子発現解析や蛋白解析を行うことによりメトホルミンの作用機序を解明し、メトホルミンの膵がん化学予防の実現化を目指すものである
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、膵がんの新たな化学予防薬の実現化を目指すことにある。過去の膵がん化学予防の研究ではCOX-2選択的阻害剤などを用いて検討が行われていたが、重篤な心疾患などの副作用があり、他の安全な薬剤での検討が求められている。本研究で用いるメトホルミンについてはすでに50年以上にわたり抗糖尿病薬として臨床応用されており、コンプライアンスも高く、安価であり、副作用なども少なく、臨床応用へのハードルは低いといえる。そして得られた結果は膵がんハイリスク群への応用が可能であり、糖尿病治療薬として臨床的必要性の高い薬剤による難治性膵がん予防の実現化という点において本研究の臨床的意義は大きい。
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