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小腸由来αディフェンシンによる腸内細菌叢制御機構に着目した心不全の進展機序解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K08022
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

横田 卓  北海道大学, 大学病院, 特任講師 (90374321)

研究分担者 安斉 俊久  北海道大学, 医学研究院, 教授 (60232089)
綾部 時芳  北海道大学, 先端生命科学研究院, 名誉教授 (90301019)
絹川 真太郎  九州大学, 医学研究院, 准教授 (60399871)
福島 新  北海道大学, 大学病院, 医員 (40706553)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードαディフェンシン / 腸内細菌 / 小腸 / 心不全 / 腸内フローラ / 小腸パネート細胞
研究成果の概要

心不全の発症・進展において全身の慢性炎症が重要な役割を果たしていることは広く知られており、全身の免疫に関わる腸内フローラの役割に関心が集まっている。本研究では、腸内フローラを制御する抗菌ペプチドである小腸パネート細胞由来αディフェンシン (HD5) の役割に着目し、心筋梗塞モデルマウス (MIマウス) を用いて便中HD5量や腸内フローラの解析などを行った。Shamマウス (対照群) と比較して、MIマウスでは心筋梗塞発症28日目に心不全を発症し、さらにパネート細胞の萎縮、便中HD5量の減少、および腸内フローラのα多様性・β多様性の低下を認めた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

基礎研究では心筋梗塞モデルマウスを用いて、心不全の発症・進展に際しては小腸由来αディフェンシン (HD5) の産生量が低下し、腸内環境の多様性に変化が生じることを明らかにした。本研究の成果により、”心腸相関”という新しい概念に基づいた心不全の発症・進展メカニズムについての理解を深めることができた。また、臨床研究については各種指標を測定・解析中であるが、今後心不全患者におけるHD5産生量と腸内環境や食生活との関連を明らかにすることにより、心不全重症度判定のためのバイオマーカーの創出、さらには腸内環境バランスの保持を目指した新しい心不全治療戦略の開発につなげられる可能性がある。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 心腸連関: 心不全と小腸αディフェンシン2020

    • 著者名/発表者名
      横田 卓
    • 雑誌名

      細胞

      巻: 52 ページ: 42-43

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 心不全と小腸αディフェンシン2019

    • 著者名/発表者名
      横田 卓
    • 雑誌名

      Medical Science Direct

      巻: 45 ページ: 40-41

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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