研究課題/領域番号 |
18K08029
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐藤 光希 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (40600044)
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研究分担者 |
八木原 伸江 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (70750347)
南野 徹 順天堂大学, 医学部, 教授 (90328063)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 虚血性心疾患 / 心室性不整脈 / 心室細動 / 遺伝子 / J波 / 虚血性不整脈 / 心筋梗塞 / 遺伝子変異 / 突然死 |
研究成果の概要 |
我々は、虚血性心室細動の遺伝的素因を解明する目的で、心室細動患者100例以上のゲノムを集積し関連遺伝子の絞り込みを行った。その遺伝的背景を明らかにできなかったが、心室性不整脈に関与する新たな遺伝子異常の検出に成功し、臨床的意義とともに論文にて報告した。 また、虚血性不整脈の臨床データの解析から心筋虚血の残存が心室性不整脈の再発リスクであること、冠動脈造影時の心筋虚血や心筋伝導遅延が心室細動に関連する早期再分極所見(J波)形成の機序に関与していることを示し論文にて報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、狭心症や心筋梗塞といった冠動脈病変が原因で生じる致死的心室性不整脈の発生機序を解明する研究を行った。心室性不整脈の患者の遺伝子を多数集積し、その遺伝子解析を行う中で新たな遺伝子異常の検出を検出し、臨床的な特徴とともに報告した。また、致死性不整脈患者群の臨床データの解析からも心室性不整脈の発症予測に対する新たな知見を得て報告した。これらのデータは、今後の臨床治療に生かされ、基礎研究の契機にもなると予想され、その社会的な意義も大きいと考えられる。
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