研究課題/領域番号 |
18K08036
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
木内 邦彦 神戸大学, 医学部附属病院, 特命准教授 (50777612)
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研究分担者 |
福沢 公二 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (70535856)
大竹 寛雅 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (60593803)
佐々木 直人 神戸薬科大学, 薬学部, 准教授 (00514746)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 心房細動 / カテーテルアブレーション / LGE-MRI / 心房線維化 / 炎症 / 心房炎症 / LGEMRI / PETMRI / 炎症性単球 / モノサイト / 心房繊維化 |
研究成果の概要 |
炎症性単球の上昇と心房線維化には密な関連があることを示し、心房細動の進展に炎症とそれに続く心房線維化が強く関与していることを解明した。 遅延造影MRIによる心房線維化領域への選択的な高周波通電がその後の心房細動再発を強力に抑制し、心房細動に対するカテーテルアブレーションの治療成績の向上につながる事を示した。さらに、遅延造影部位以外でも心房壁が比較的分厚いところは、心房細動維持器質として重要であることを解明した。心房炎症、心房線維化、心房壁厚が心房細動の維持器質に密に関連していることを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会を迎えている本邦において高齢者の心不全が急速に増加している。脳卒中循環器病克服5カ年計画おいても心不全は増加しており、今後より一層の対策が必要とされている。高齢者の心房細動は心不全の発症に強く関連している。したがって心房細動に対する強力な洞調律維持は心不全の発症ならびに再増悪を抑制できる。洞調律維持効果は薬物治療よりもカテーテルアブレーションが優れているが、高齢者の持続性心房細動に対するそれは十分とは言えない。我々の発案した心房線維化領域への選択的なカテーテル治療は洞調律維持率を示しており、心不全の発症ならびに再増悪を強力に抑制し健康寿命の延伸に大いに貢献できるものと期待できる。
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