研究課題/領域番号 |
18K08040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
八木 秀介 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任准教授 (00507650)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 心臓周囲脂肪 |
研究成果の概要 |
心臓周囲脂肪(epicardial adipose tissue: EAT)の過剰な蓄積は内臓脂肪蓄積とは独立した心血管病発症のリスクである。これまでの研究では、EAT蓄積量に関しては研究されてきたが、EATの性質とその臨床所見との関連を調べた研究はない。研究代表者は、EATの過剰蓄積量が冠動脈疾患の重症度と関連があることを示してきた。MRスペクトロスコピーは、MRIの手法のひとつで、共鳴周波数の違いから生体内の分子の種類・成分を非侵襲的に評価できる。また、EATの質的な性質をMRSを用いて非侵襲的にで評価する方法を確立し、EATの量のみならず脂肪成分が冠動脈疾患に関わっていることを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで高血圧・糖尿病・高コレステロール血症などは心臓病の危険因子であることがしられていたが、これらの治療のみでは、心血管病を予防することはできない。したがって新しい治療の標的が必要である。心臓周囲脂肪の過剰な蓄積は内臓脂肪蓄積とは独立した心血管病発症の危険医師であることは知られている。本研究では、磁気の力で侵襲を伴うことなく評価した心臓の脂肪含有量が冠動脈疾患の重症度と関連があることを明らかにした。今後新しい心血管病を予防する標的となることが示された。
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