研究課題
基盤研究(C)
日本におけるスタチン不耐の原因を明らかにし効果的な対策を立案するため、不耐の主因である筋障害発症メカニズムを探索した。スタチン服用に伴う筋障害発症91例、2年以上服薬するも筋障害を発症しない対照例150例を集積した。このうち同一プラットフォームで全ゲノムワイド連鎖解析を行った発症例91例と対照例48例を比較した。その結果第6染色体に弱い連鎖シグナルを見出したが、筋障害との関係想定には至らなかった。
スタチンによるコレステロール低下療法は動脈硬化性心血管疾患予防に不可欠であるが、そのアドヒアランス低下(不耐)は疾患予防を妨げる。そこでスタチン不耐の原因解明と対策確立を目的に、不耐の中心理由である筋障害に関与する遺伝素因について、2年以上の長期服用により忍容性が確認された「真の対照例」を設定し、全ゲノムワイド連鎖解析により探索した。その結果第6染色体に弱いシグナルが同定された。また筋障害重症度と連鎖の強さに関連は認めなかった。今後の症例集積によって詳細な解析が可能になることから、日本人に特徴的な治療方針策定につながると期待される。
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