研究課題/領域番号 |
18K08053
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
岩崎 真佳 関西医科大学, 医学部, 研究医員 (30548706)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 食後高血糖 / 食後高中性脂肪血症 / 幹細胞老化 / 2型糖尿病 / 血糖変動 / 中性脂肪変動 / 骨髄幹細胞の恒常性維持 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
血管内皮前駆細胞(endothelial progenitor cells: EPCs)は血管内皮細胞への分化能を有する骨髄由来の前駆細胞で、血管内皮機能の恒常性維持や血管新生に寄与する。末梢血中のEPC数は様々な心血管危険因子の存在により減少し、その減少は将来の心血管イベント発生の予測因子となる事が知られている。2型糖尿病患者において末梢血中のEPCが減少する事は良く知られているが、その機序は明らかでない。今回報告者は臨床研究とマウスを用いた研究を行い、食後高血糖+食後高中性脂肪血症が骨髄中のEPCの転写調節に影響を与え、EPCの老化を急速に促進させることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では食後高血糖+食後高中性脂肪血症が骨髄中のEPCの転写調節に広範な影響を及ぼし、EPCの老化を急速に促進させることを確認した。また、この食後高血糖+食後高中性脂肪血症による老化促進効果は可逆性である可能性が示唆された。この検討によって動脈硬化性疾患の発症・進展における食後高血糖・食後高中性脂肪血症の新たな病態生理学的意義が明らかになること、そして新たな治療標的の発見につながることが期待される。
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