研究課題/領域番号 |
18K08074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
李 佩俐 鳥取大学, 医学部, 特命助教 (40464292)
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研究分担者 |
久留 一郎 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60211504)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Kv1.5 / NLRP3 inflammasome / Monosodium urate / atrial fibrillation / Heat shock protein / 尿酸結晶 / K efflux / heat shock protein 70 / Kv1.5 channel / gout / macrophage / NLRP3 inflammsome / monosodium urate / inflammasome / 心房細動 |
研究成果の概要 |
高尿酸血症に生じる尿酸塩結晶(MSU)はNLRP3インフラマソーム活性化し痛風と心房細動を引き起こす。その治療はNLRP3インフラマソーム活性化を阻止することにある。MSUによるマクロファージのNLRP3インフラマソーム活性化はKv1.5チャネルの阻害により抑制した。MSUは心房筋細胞 (HL-1)のNLRP3インフラマソームを活性化しないが、MSUに処理したマクロファージの上清液はHL-1でのNLRP3インフラマソーム活性化し、電気的リモデリングを起こした。マクロファージでのMSUによるNLRP3インフラマソーム活性化はKv1.5チャネルを介して心房細動発生に寄与する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高尿酸血症や痛風による炎症又心房細動に対する新規治療薬および治療法開発の重要性は高齢化に伴い益々高まっており、NLRP3インフラマソーム活性化による自然免疫に関する研究は今後最も重要視される領域の一つである。本研究成果は、Kv1.5チャネルが尿酸結晶によるマクロファージでのNLRP3インフラマソーム活性化し、その分泌成分が心房筋でのNLRP3インフラマソームを活性化および電気的リモデリングを引き起こし、心房細動発生に寄与することを明らかにした。Kv1.5チャネルは高尿酸血症による痛風および心房細動の治療標的なり得ると考えている。
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