研究課題
基盤研究(C)
ヒト心臓由来の筋線維芽細胞に定量的な伸展張力を負荷すると、増殖能と遊走能が減少した。また、伸展張力により線維化マーカーの蛋白発現レベルが減少した。このことは伸展張力が筋線維芽細胞を脱分化させることを意味する。次に、筋線維芽細胞においてカルシウムイオンチャンネルであるTRPV4の発現をノックダウンすると、伸展張力に応答しなかった。以上より心臓線維化の1つの原因として、伸展張力が低下して筋線維芽細胞でのTRPV4の発現が増大し、線維化が増大すると考えられる。
心臓線維化の機序としてTRPV4が伸展張力に応答して線維化を制御していることが分かった。TRPV4をターゲットとした薬剤を開発することにより心臓の線維化を改善することができると期待できる。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 2件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 10件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)
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