研究課題/領域番号 |
18K08089
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
佐々木 健一郎 久留米大学, 医学部, 准教授 (70320190)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ウルトラファインバブル / 超音波 / バブル / 生体適合性バブル / 新規薬物療法 / 血管新生療法 / プロスタグランジン |
研究成果の概要 |
プロスタグランジンE1(PGE1)製剤アロプロスタジルは血管新生療法効果増強作用を持つ。ナノサイズのultrafine bubble (UFB)は超音波照射による任意破裂が可能である。経皮的超音波照射によるUFB化アロプロスタジル(UBA)の治療標的組織内破裂が薬剤組織移行性を高めれば、その血管新生療法効果増強作用も高まるかもしれない。試験管内やラット血流内のUBAは診療用超音波診断装置で観察可能であった。経皮的照射でラット血流内UBAを破裂させる幾つかの超音波条件でウェル内のUBAを破裂させたが、ウェル内のPGE1濃度は減少していた。仮説検証には別の超音波照射条件を追加探索する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療標的組織内の薬剤封入UFBまたはUFB化薬剤を経皮的超音波照射によって破裂させる革新的薬物療法の開発を試みた。今回の実験結果から選出したUFB破裂超音波照射条件は薬物構造自体に影響を与える程の強度内容であり、臨床応用に直結する結果を得るには至らなかったが、経皮的超音波照射で破裂させた血流中のUFBを超音波診断装置で観察し、その変化を評価する方法技術を獲得することができた。今後、薬物構造に影響を与えない照射条件の探索実験が、本研究開発目標を達成させる上で必要である。
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