研究課題/領域番号 |
18K08096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上田 和孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60375798)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 性ホルモン / 脂肪褐色化 / エストロゲン / エストロゲン受容体 / 肥満 / 視床下部 / 血管リモデリング / 炎症 / 血管周囲脂肪 / 褐色化 / 血管傷害 / 炎症性サイトカイン / マクロファージ |
研究成果の概要 |
過去の研究から、エストロゲンが動脈硬化の発症・進展への関与が示唆されているが、その詳細な病態生理学的、及び分子生物学的メカニズムについては未解明な部分が多い。本研究では、「血管の褐色化」という観点から血管傷害後の反応メカニズムを解き明かすことを目的とした。そして、褐色化ブロックマウス(adipoq-Cre PRDM16 flox)を使用して褐色化の意義を検討するとともに、1細胞解析によって褐色化PVAT由来の抗炎症性分泌因子neureglin4を同定した。本研究結果から、血管傷害後に生じるPVATの褐色化によって、血管の炎症を終息に導き、病的な血管リモデリングを抑制することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
傷害血管で褐色脂肪に特徴的な遺伝子発現が増加する「血管の褐色化」はこれまでにほとんど報告のない新しい概念である。本研究により、血管褐色化の制御が動脈硬化性疾患の新たな治療ターゲットとして見出される可能性がある。
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