研究課題/領域番号 |
18K08099
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
加藤 武史 金沢大学, 附属病院, 助教 (90456418)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心房細動 / 慢性腎臓病 / カテーテルアブレーション |
研究成果の概要 |
心房細動は社会の高齢化に伴って増加している不整脈である。これは、動悸などの症状を引き起こすのみならず、腎機能を悪化させることが知られているが、その機序は不明である。我々は心房細動患者をカテーテル治療した後の腎機能を追跡したところ、年齢が低いこと、左心房の大きさが小さいことが腎機能改善の予測因子であった。これは、心房細動が心房の収縮を障害して腎血流量を低下させて腎障害を引き起こしており、カテーテル治療はそれを改善することを示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心房細動は社会の高齢化に伴って増加している不整脈で、脳梗塞や心不全の原因となる。心房細動が存在すると腎機能が悪化するが、腎機能の悪化に伴って予後が不良になることが知られている。また、心房細動患者には抗凝固療法が必要になることが多いが、腎機能が悪いと出血などの合併症の発生率が高くなる。我々は、本研究で心房細動に対して早期にカテーテルアブレーションを行うことで腎機能悪化を予防できることを示した。現代社会で求められている、健康寿命の増進や医療資源・財源の有効活用に資するものと考える。
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