研究課題
基盤研究(C)
心筋細胞におけるAMPKの局在がメカノストレス依存的に制御されていること、CLIP-170のリン酸化を介して微小管のdynamics、さらには細胞の形態を制御することを明らかにした。AMPKによるCLIP-170のリン酸化部位に変異を加えた S311A TGマウスでは、有意な線維化と心収縮力の低下を認め、コントロールに比べ心機能の悪化を認めた。組織学的な検討でも心筋組織内に微小管の蓄積をみとめ、また電子顕微鏡による観察では介在板の構造異常が観察され、CLIP170のリン酸化の意義を確立した。これらの結果をまとめた原著論文をEMBO Reportsにて発表した。
介在板を発信源とするAMPKメカノシグナルによる心筋微小管の動的制御機構を明らかにし、その基質としてCLIPリン酸化が心疾患の病態形成に関わる可能性を示した。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 3件)
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