研究課題/領域番号 |
18K08112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
高橋 将文 自治医科大学, 医学部, 教授 (40296108)
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研究分担者 |
木村 博昭 自治医科大学, 医学部, 講師 (70593622)
唐澤 直義 自治医科大学, 医学部, 講師 (60631893)
渡邊 幸子 自治医科大学, 医学部, 助教 (80770619)
鎌田 諒 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 研究員 (60801420)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 炎症反応 / サイトカイン / 心血管病 / タンパク質修飾 / タンパク質分解 / 炎症 / インフラマソーム / ユビキチン |
研究成果の概要 |
インフラマソームはIL-1β産生を制御して、心血管病の病態に共通する無菌性炎症に寄与している。本研究では、NLRP3と相互作用するE3リガーゼARIH2のマクロファージ特異的欠損マウス(全身欠損は胎生致死)を作成し、ARIH2欠損マクロファージではNLRP3発現が増加することを明らかにした。また、低酸素によるNLRP3インフラマソーム活性化がグルコース濃度依存性にKATPチャネルの開口とK+流出を介して引き起こされることや、マウス川崎病モデルでの血管炎がNLRP3インフラマソームを介して惹起されることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NLRP3インフラマソームの活性化の制御機構や病態への関与については、未だ不明な点も多く、これを標的とした治療応用に向けても様々な課題が残されている。本研究の成果により、NLRP3インフラマソームの活性化の新たな分子機構が明らかにされたことは学術的な意義がある。また、川崎病の病因についても未だ不明であることから、その血管炎惹起の分子機序の一部を示すことができたことは社会的な意義もあると考えられる。
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