研究課題/領域番号 |
18K08116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
藤井 隆成 昭和大学, 医学部, 教授 (60384450)
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研究分担者 |
富田 英 昭和大学, 医学部, 特任教授 (60180171)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 経皮的肺動脈弁留置術 / 先天性心疾患 / ファロー四徴症 / カテーテル治療 / 3Dプリンティング / ステント / カテーテルインターベンション / 3Dプリンター / 肺動脈弁逆流 / 経皮的肺動脈弁置換術 / 心臓MRI / 心臓CT / 立体模型 / 成人先天性心疾患 |
研究成果の概要 |
当科受診中の肺動脈弁逆流を合併するファロー四徴症術後患者を対象とし、心エコー,心臓MRIで肺動脈逆流を評価した.肺動脈弁置換術の適応基準により再介入を必要とする患者スクリーニングを行った.適応と判断された患者に対して心臓CTを施行し、画像データをもとに3D立体模型を作成、右室流出路,肺動脈の形態評価を行った.同方法により形態評価することは可能であり,ステント留置のシミュレーションにも応用しえた症例も散見された.本年,実際に経皮的肺動脈弁留置術が本邦で承認され,現在準備段階となっている.経皮的肺動脈弁留置の適応と考えられる症例に対して,術前のプランニングに有用な可能性があると考えらえた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経皮的肺動脈弁留置術の早期導入は患者の予後を大きく改善し、医療費の抑制にもつながり社会的にも有用であると考える。しかし、潜在的に存在する本治療の適応患者に関する国内のデータは皆無で,従来の画像診断のみでは評価することは困難である. 3Dプリント技術は本邦においては耳鼻科、整形外科、脳神経外科領域では既に実用化されているが、先天性心疾患診療分野では未開拓であり、かつ本研究の分野への応用は特に有用性が高い。本研究は本邦への経皮的肺動脈弁留置術早期導入に向けた基礎データの作成,医学研究を行う上での重要なデータとなる。
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