研究課題/領域番号 |
18K08118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
出雲 昌樹 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (40635372)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | がん治療関連心筋障害 / 腫瘍循環器 / 化学療法 / 薬剤性心筋症 / 循環器内科学 / 心臓超音波 |
研究成果の概要 |
日本における死因第一位はがんである。心毒性を有する化学療法を安全に施行するため、各国ガイドラインでは心エコー図によるスクリーニングが推奨されている。心エコー図による心機能評価は従来2次元による左室駆出率(LVEF)による評価を行ってきたが、近年では3次元心エコー図やスペックルトラッキング法などの新技術が発達し、また全自動で行うことも可能となった。本研究では化学療法を予定した患者に対して、新しい心エコー図機能の実効性と精度を検討することを目的とした。結論として化学療法患者において全自動3次元及びスペックルトラッキング法は再現性高く、検査時間を短縮できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん患者の増大とがん治療関連心筋障害の概念の確立により心エコー図によるスクリーニングは大変重要である。心エコー図の新しい全自動解析機能は従来の方法と比較して精度だけではなく、検査時間を短縮させ、化学療法患者のスクリーニング法として有用である可能性を秘めている。現在の技術では全自動で行える確率は化学療法患者の約40%であり、十分とは言えず、今後人工知能などを用いた更なる技術革新が望まれる。
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