研究課題/領域番号 |
18K08125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
小倉 正恒 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (30532486)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | HDL機能 / 家族性高コレステロール血症 / 動脈硬化予防 / コレステロール搬出能 / リン脂質 / ホスフォリパーゼ / ASCVD / 脂肪酸側鎖 / 冠動脈疾患 / 高密度リポ蛋白 / 残余リスク |
研究成果の概要 |
本研究計画では家族性高コレステロール血症(FH)患者を対象にHDLを悪玉化させる原因脂質を探索した。申請者は今までにFH患者においてコレステロール引き抜き能がHDL-C値よりも有用な残余リスクマーカーであることを報告した。しかし引き抜き能測定法が標準化できない課題に直面したため、引き抜き能低下と冠動脈疾患に共通する真の悪玉脂質をHDL構成成分の中から見つけることで課題を克服しようと考えた。 そこで患者HDL分画のリピドミクス解析を実施して、引き抜き能と負に関連し、動脈硬化重症度と正に関連する脂質分子種を複数同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の達成は引き抜き能に代わる動脈硬化予測バイオマーカーの確立や創薬(得られた脂質分子の阻害薬)の基盤を築く。家族性高コレステロール血症(FH)患者のHDL代謝は非FHと大きな差異はないため、全ハイリスク患者におけるLDL-C低下治療後の残余リスク制圧につながる。
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