研究課題/領域番号 |
18K08154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
伊波 巧 杏林大学, 医学部, 学内講師 (80580381)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肺動脈性肺高血圧症 / 全エクソーム解析 / 発症原因遺伝子 / 遺伝子解析 / 肺高血圧症 |
研究成果の概要 |
肺動脈性肺高血圧症(PAH)の原因遺伝子としてBMPR2が報告されているが、その変異によるPAH発症機序は解明されていない。また、我々はPAHの新しい感受性遺伝子としてRNF213を同定した。本研究ではBMPR2とRNF213それぞれのhot-spot変異を有する遺伝子改変マウスを作成した。BMPR2変異マウスを用いたシングルセル解析によって、肺組織中のどの細胞にどのような遺伝子発現量の変化が生じてPAH発症に至るのか、その発症機序の解明に繋がる成果を得た。また、RNF213変異マウスを用いた検証によって、血管病発症に至るRNF213の下流シグナル経路の解明に繋がる成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、難病疾患である肺動脈性肺高血圧症(PAH)の発症機序全容解明に繋がる研究成果を得ることができた。これらの成果はPAH患者の早期診断や早期治療介入による予後改善に繋がることが期待される。また、患者で認めるhot-spot変異を再現した遺伝子改変マウスを用いた本研究成果は、難病疾患領域における病態解明研究のモデルケースとして他難病疾患へも応用可能であり、学術的意義および社会的意義が高いものと考えられる。
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